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ビジネス書 勝つ人の考え方 負ける人の考え方 (単行本)

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□1つ目のキーワードは「才能の違い」です。
 将棋の羽生善治は「才能はきらめきだと思っていました。けれども今は10年、20年、30年、同じ姿勢で同じ情熱を傾き続けられる事が才能だと思っています」という言葉を残しています。
“社長になる“、”大きなことを成し遂げてやる“新入社員の多くが大志を抱き社会への第一歩を踏み出します。
 しかし多くの人が夢を諦め、いつの間にか夢自体を忘れ、最終的に夢を実現できた人が少ないのが現実です。どうして夢を実現できる人と実現できない人に分かれてしまうのでしょうか?
能力の違いでしょうか?頭の善し悪しが関係するのでしょうか?
テレビに出演する経営者を画面で見る限りだと特別な能力があるようには見えません。経営者の中には学歴がない人だっています。
 夢を実現できる人は皆「情熱の持続力」を持っています。
会社に入社すると、目の前の仕事に追われたり、上司との折り合いが悪かったりイヤなことにめげてしまいいつの間にか夢や情熱を失ってしまいがちになります。
これに対して、夢を手に入れることができる人々は決して諦めない「永久不滅の情熱」を持っているのです。学歴やもって生まれた頭の良さなどは関係ありません。
夢を実現する為に何をしたら良いのか?夢に向かう情熱があれば人は頭を使います。情熱が弛まぬ努力を促し、頭を鍛え、ビジネススキルも向上していくのです。
“脳細胞はある年齢を重ねるにつれてどんどん死滅していく“という話を耳にした事があるかも知れません。
人は弱いもので、“自分は頭が悪い“ や”もう年だから頭が働かない“と言ってしまいがちです。
しかし、最近の研究では“脳の記憶をつかさどる神経細胞は鍛え方によって30年間で20%と画期的に増える”と発表されました。頭の動きが鈍ってきたのは“年齢で脳細胞が鈍ってきたからだ“という言い訳は通用しません。
 将棋の世界でも時折天才棋士と呼ばれる人が出現しますが、そういった人が頂点にたてるわけではありません。
羽生棋士の言葉からも、才能勝負である将棋の世界であっても最後に勝つのは“永久不滅の情熱”を持つ人々なのです。
□2つ目のキーワードは「ギブアンドギブ」です。
 年会費の無料化やクレジットカードの利用で得たポイントが消滅しない永久不滅ポイント、西武百貨店のライバルデパートである丸井や高島屋と提携するなどクレディセゾンは数多くのイノベーションを実現してきました。
年会費の無料化や永久不滅ポイントは財務体質の悪化を引き起こしますし、他の百貨店との提携などはお客様の流出を生み出しかねません。一見するとクレディセゾンが得るものは少ないばかりか、リスクが高く相手に利益を与え続けているように見えてしまいます。
 ビジネスは”ギブアンドテイク“であるといわれます。
「ギブ」を先に行うと後で思ったほどのテイクを得ることが出来ない可能性がある為、ビジネスシーンではどうしても「テイク」を確保したいと考え目の前の利益を確保したくなりがちです。
しかし、テイクはギブの後についてくるものです。
まず投資をしないとリターンを得ることは出来ません。始めに「ギブ」をしなくては「テイク」はないと考えるのです。
 ここで大切なのはこちらの「ギブ」に対してどれだけの「テイク」があるかです。
宿命のライバルである丸井との提携は正に「ギブありき」の発想です。現時点での「テイク」を考えたらリスクが高くて提携などはできません。
 自分だけが儲けようとすると戦略を間違えて失敗してしまいますが、最終的に顧客の満足度を高める視点さえ持ち続ければリスクを乗り越える事が出来ます。
林野氏は、50年~100年先を視野に入れて、5年~10年後を構想しロングスパンで勝負をするといいます。
丸井との提携も長いレンジで見れば十分な「テイク」を得ることが出来ると判断したから実行したのです。「ギブ」をケチっていたら大きな「テイク」を得ることなど出来ないのです。
□3つ目のキーワードは「タブーを持たない」です。
 ビジネスとは、「知識・経験を知恵に変えて行動する事によって、富に置き換えること」と定義する林野氏は、日々貪欲に学び、ありとあらゆる経験を積んでいこうとしています。
ビジネスに必要な知識や経験は学校や会社で得ることができます。しかし知識や経験に偏りがあると豊かな発想を生み出す事はできません。
 林野氏は60歳を超えても日常的にマージャンをたしなみ、ゴルフやスポーツ観戦、乱読など多彩な遊びのメニューをこなしています。負けず嫌いの林野氏は遊びであっても、とことんのめり込み、上達するための創意工夫や技を磨く努力をするといいます。
 遊ぶことに否定的な人がいるかも知れません。
しかし、勝負を賭けた遊びが勝負勘を養い、人とのコミュニケーションのヒントや人間の行動心理など、遊ぶ事で会社や学校では学ぶ事が出来ない知識と経験を得ることができるのです。
タブーをなくし好奇心を持ち続けることで知恵の土台となる豊富な知識と経験を得ることが出来るのです。




勝つことにこだわる林野氏は“じゃんけん”でも勝利にこだわり研究をしたところ“じゃんけんで勝つための法則”を見つけ出しました。
林野氏がこの法則を見つけてからというもの、高い確率でじゃんけんに勝てるようになり、社内でのじゃんけん大会ではベスト3の常連になったといいます。
それでは、林野氏が見つけたじゃんけんに勝つ法則とは一体どの様なものでしょうか?


林野氏が発見した”じゃんけん必勝の法則”とは、大勢の人とじゃんけんをやる時は”チョキ”を出し、やる気のない人とやる時は”パー”を出すというものです。
 大勢の人と行うじゃんけんはなかなか勝負がつきません。そうすると力が入ってきて腕の振りが大きくなり無意識的に”パー”を出しやすくなるのです。
 一方、やる気のない人はじゃんけんに燃えていない分一番消費エネルギーが少ない”グー”を出しやすいのです。
by kibmx | 2007-03-24 11:44
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